木村拓哉、「HERO」続編製作に意欲

 SMAP・木村拓哉(42)が18日、主演映画「HERO」の初日舞台あいさつを東京・台場で行い、続編製作に意欲を見せた。

 これまで試写会イベントなどを一切行わなかった「HERO」だが、この日は木村、北川景子(28)、吉田羊(年齢非公表)ら主要キャスト10人が勢ぞろい。舞台あいさつは全国の映画館167スクリーンで生中継された。配給の東宝では興収80億円以上を見込み、前作超えをにらんでいる。

 木村は「僕らスタッフ、キャストが気持ちを込めて作った映画『HERO』を受け取ってくれて、本当にありがとうございます」と、待ちに待った封切りに感慨深げな表情を浮かべた。

 舞台あいさつでは、「役と一番ギャップがある人」「NGが一番多い人」などを明かす企画で皆が松重豊(52)や杉本哲太(49)を一斉に指すなど、城西支部のチームワークがフルに発揮された。

 「ドSな人」では木村が選ばれ、八嶋智人(44)は「木村さんはコンスタントSです」、北川が「ご自身でおっしゃってた」と暴露。木村が「取調室で待たされている時に、北川さんに『ジタバタしてんじゃねーよ』って言いました。『テラ級ドSだから』って」と“自白”させられる一幕もあった。

 木村は「14年前の2001年から今日に至るまで、ブレずにやり続けてきた。特定の人がヒーローということではなく、その場に存在する人、今なら壇上の出演者、客席の皆さんもその1人と僕は考えています」と、率直な思いを吐露。「今回の映画はこういう形で終わっていますが、このまま終わるのか、続くのかは、きっと皆さん次第だと思います」と、続編製作に意欲を見せていた。

 07年公開の前作「HERO」は興収81・5億円と大ヒット。今作は全国443スクリーンで公開され、東宝では初日の動員状況が好調なことから「興行収入80億円以上」と見ており、「前作超えを狙える」としている。

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