ジャニーズ事務所所属の人気俳優・風間俊介（３１）が映画「猫なんかよんでもこない。」（２０１６年公開予定）に主演することが１４日、分かった。

　猫２匹とダメボクサーを描いた同名の実話漫画を初映像化。「前橋ヴィジュアル系」（１１年公開）以来の主演映画となる風間は「この映画は猫が主役」と、かわいい猫に振り回されながらも主人公・ミツオを演じきった。

　自由気ままな猫２匹との共演シーンで何テイクも重ねた風間が、タイトル通り「猫なんかよんでもこない。」撮影現場を乗り越え、５年ぶりの映画主演を全うした。

　映画は、３巻で発行部数２７万部を突破している人気同名漫画の初映像化。“犬派”の崖っぷちボクサー・ミツオ（風間）が、猫２匹との共同生活をきっかけに成長していく感動の物語だ。

　共演した２匹の猫はなんと、今作のために徳島にいた野良猫を起用。トレーナーをつけながら初演技に挑んだ黒猫の「クロ」と白黒の「チン」が風間の寝床に入り込むシーンではＮＧが何度も出た。猫だけのシーンで４７テイクも重ねるなど、動物を起用した現場ならではの苦労もあった。

　実家で犬を飼っている風間は、１０月中旬から今月上旬まで続いた撮影を「猫と共演ということで、思い通りにならないっていうのをどこまで対応するかという現場でした」と振り返った。それでも、かわいい“素人猫”を気にかける座長は「この映画は猫が主役。存分に振り回されるミツオを楽しみにしててください」とアピールした。

　他に俳優・つるの剛士（３９）がミツオの兄のダメ漫画家役で風間と初共演。ヒロインである幼稚園の調理員は映画「桐島、部活やめるってよ」やドラマ「あまちゃん」で注目された女優・松岡茉優（１９）が演じる。