デュークの吉田一彦が脳梗塞で引退

脳梗塞からの復帰を目指すも願い叶わず引退となったデューク・エイセスの吉田一彦
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 結成60周年を迎えた日本を代表する4人組コーラスグループ「デューク・エイセス」の結成メンバーで、昨年から病気療養中だった吉田一彦(79)が同グループを引退し、新メンバーとして岩田元(いわた・げん、45)が加入することが9日、分かった。公式ホームページで発表された。

 グループは12日にテレビ朝日系で放送される「徹子の部屋」に出演。吉田が昨年、脳梗塞と診断されたことなどを明らかにしている。現在は自宅療養中という。

 吉田は昨年5、6月ごろから体調が悪くなり、入院。その後復帰を目指して治療を続けてきたが、今年に入ってから本人と家族の申し出によって正式に引退を決意したことなどが番組で明かされる。

 病気療養については、10月26日の結成60周年記念コンサートツアー「感謝還暦」の初日開演前、リーダーの谷道夫(80)が「吉田一彦が体調不良のため、回復までの間、グループ活動を休業し、代わりに現在、ミュージカルを中心に活動中の岩田元がセカンド・テナーの代役を務めさせていただきます」と発表していた。

 メンバーは吉田の復帰を信じ、岩田を代役にコンサートを続けてきたが、これまで詳しい事情をファンに伝えることができず、心配をかけたことを、「徹子-」で謝罪。吉田にとっても苦渋の決断となったことなど、苦しい胸の内を吐露している。

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