吉川晃司 骨折しても全開ライブ

 歌手・吉川晃司(49)が左足関節外果骨折で全治2カ月の重傷を負っていたことが6日、分かった。3日、都内で中型オートバイの練習中に転倒。5日夕に都内の病院で手術を受けたもの。手術の24時間後となるこの日夕には、都内でライブを予定通り敢行。「人生ギリギリで攻めているから、骨1本くらい折れる。一度骨が折れた場所は強くなる。次へのステップだ」と吉川節も全開に、全21曲を最後まで予定通りに熱唱してみせた。

 冒頭、吉川がファンに骨折を報告すると、会場は大きくどよめいた。骨折箇所にメスを入れた24時間後、ライブをやってのけた。

 ステージに立てる状態ではなかった。関係者によると、吉川は都内の駐車場を貸し切ってバイクの練習中、誤って転倒。左足首がバイクの下敷きになった。練習は、将来の仕事に役立たせるため。自動二輪の免許は高校時代に取得していたが、最近は乗る機会もなかったという。

 都内の病院で検査を受けて左足くるぶしにヒビが見つかり、4日に精密検査を受けたところ左足関節外果骨折で手術が必要と診断された。即入院して5日夕、患部をボルトやプレートで固定する「観血的整復固定術」の手術を受けた。

 本来なら絶対安静だが「6日のライブには地方から来る人もいる。ドタキャンはしたくない」との思いから医師と相談。最大限の処置を施してもらった。

 この日は普段の倍の時間をかけてリハーサル。痛み止めの薬を飲み、患部に負担をかけないように、左足をイスに膝立ちするような状態にして歌い続けた。最後の曲ではマイクスタンドをつえ代わりにして、よろけながらも右足1本で立って歌った。

 「大人げないと言われるかもしれない。普通でいたら吉川晃司でない。いろいろ批判が出るでしょう。でも『うるせえ!この野郎』と言う生き物でいたい。最後までわがままをやり続ける」と、己の信じる道を貫いた吉川。終演後は検査のため病院に直行したが、さらりと「命の次に大切なシンバルキックが蹴られない」と口にするなど、最後まで痛みを笑いに変えていた。

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