脳梗塞再発の西城秀樹「終わったと思った」

 2011年12月に脳梗塞を再発し、現在もリハビリ中の歌手・西城秀樹が28日夜に放送されたテレビ東京系「和田アキ子&ブラマヨ芸能界の特ダネ発掘!あのウラ側と秘密SP」に出演。2度目の脳梗塞発症で「(オレもう)終わったなと思った」ことを明かし、、後遺症のうつ症状で「死にたいと思っちゃう」こともあったことを涙を浮かべて話した。

 03年に脳梗塞で倒れた西城は、56歳だった11年12月末に2度目の脳梗塞を発症。右半身麻痺(まひ)の後遺症が残った。懸命なリハビリの結果、現在は杖を使わなくても歩くことができるように。ろれつはうまく回らないこともあり、少しゆっくりしたテンポだが、違和感がないほど普通に会話もできるまで回復した。

 番組では、1972年のデビュー以来の歌手仲間である和田を前に「時間がたてばたつほど、鬱(うつ)が出てくるんで、後遺症はありますよ。死にたいと思っちゃうでしょうね、そこで引き留めてくれる子供がいるんで(大丈夫でしたが)。」などと、後遺症に苦しんだことなどを赤裸々に明かした。

 トイレも一人で行けず、「何で幼稚園みたいな扱いを受けなければならないのか。生きてる価値なんてないんじゃないか」と悩み、心を閉ざした時期もあったが、救ってくれたのは、3人の子供だったという。

 和田が「今は話すのに時間がかかることもあると思うけど、ものすごい努力したと思う。歌手としても」と涙をこらえながら話すと、西城は「僕の姿を見て頑張ってくれる人がいれば」と涙を浮かべた。

 寒暖の差が脳梗塞には最も危険といわれるが、リハビリのため、毎日午前9時から公園で歩いているという。現在、子供は10歳、9歳、8歳に成長。「この子たちのために一歩でも2歩でも歩きたい、子供のために頑張ろうと思ってます」と笑顔で話した。

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