【上田まりえ 9】居酒屋のカウンターはやめられない!
お酒が大好きな私。毎日のようにジムでトレーニングをしているため、基本的に週1回しか飲みに行くことはないのですが…なんだか猛烈に飲みたくなる日ってあるじゃないですか、やっぱり。
そんなときは、行きつけの焼鳥屋さんへ直行します。カウンターの隅っこが私の定位置。大衆的な雰囲気のお店で、炭酸強めのレモンサワーが最高に美味しいんです!くし形に切られたレモンが小皿に乗って一緒に運ばれてくるので、それを飲む直前にぎゅっと搾って乾杯。口にした瞬間、思わず漏れ出る「くぅ~!」というため息とともに、1日の終わりを感じて幸せな気持ちになります。
それから、キムチと冷奴をつまみ、串へ突入!白モツはタレ、ナンコツとカシラは塩でいただくのがマイルール。1人だから飲み食いできる量は限られてくるけど、だからこそ1杯1品にかける思いは強いので、メニューと自分の気持ち、そして胃袋と真剣に向き合って注文しています。
もう1つお酒が進むつまみが、周りのお客さんの会話。つい先日のこと。30代前半のかなりイケてるサラリーマンとちょっと年下のサバサバ系女子が隣に座っていました。どうやら女性の方は男性に好意を持っているようで、男性もまんざらではなさそう。
仕事の話から始まって、元カレが今もしつこくて困っているといった話や、周りの友達がどんどん結婚してきている現実、そして結婚したらどんな家庭を築きたいのか…自然な流れで会話をしているようで、実は互いを探り合っている感じが言葉の端々から見え隠れ。グラスが空くごとにディープになっていく会話。
2人はこのあとどうなるんだろう…なんて想像しながら、私もついレモンサワーをおかわり。ちょっとお高いイタリアンやフレンチ、小洒落たバーではないあたりが、かえって距離を縮めようとしている感じがしてドキドキしちゃいました。通常お客の大半がサラリーマンのおじさんなので、たまにこういうデート現場に遭遇すると、勉強がてら話を聞きたくなってしまうんですよね。
お酒があるからこそ生まれる会話や空気が好きです。だから、居酒屋のカウンターはやめられない!…なぁんて考えていたら、すんごく飲みたくなってきた!こりゃ~、チータラと缶チューハイで1杯やるしかないな…。うん、このあとコンビニへ直行だ!!