キット・ハリントン、撮影は孤独だった

 キット・ハリントン(29)は人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の撮影中に寂しさを感じていたそうだ。ロンドンで公演される『ドクター・フォースタス』の舞台で主役のフォースタス博士を演じることになっているキットは、同ドラマの撮影のために長らく離れていたイギリスに帰って来られるという点がこの舞台の出演を決めた大きな理由だったのだという。キットはタイム・アウト誌に「僕はロンドンっ子だからね。ここが故郷だし、大好きなんだ。今は友達と恋人に囲まれているよ。浅はかながら、それが今回の仕事を受けた理由だったんだ。成功するとプライバシーを保つのが辛いっていうのもあるけど、何よりも遠くに行かなければいけないことが一番辛いんだ。『スローンズ』やテレビに出ることで一番辛いのは孤独感だと感じたよ」と明かした。

 同ドラマで共演したローズ・レスリーと交際中のキットは、このドラマで一躍有名になったことであちこちで写真を撮られることになった状況にも頭を悩めているようで、特に無断で写真を撮られることには腹を立てているようだ。「誰もがカメラマンなんだよ。誰かに携帯を向けられずにどこかへ行くことなんて不可能なんだ。すごく失礼だよ。あれをやられるとすごく怒りを感じていた時期もあったよ。でも今はよっぽどあからさまじゃなければ気にしないようにしているよ。みんなあの番組が好きなわけだから、『ゲーム・オブ・スローンズ』でのよく知られたキャラクターを演じた使命だってことにしておくよ。色んな意味で、それでお金をもらっているわけだからね」

 6年間に渡って同ドラマでジョン・スノウ役を演じていたキットは、第5章の最後で暗殺されたにも関わらず、ファンの間では次のシーズンでも何らかのかたちで登場するのではないかと話題されることについて、「よく聞いてくれ、僕はもうあの番組にでないよ。間違いなくね。死体として撮影はしたよ。僕の最高の仕事ぶりとも言えるね。どれだけ死体でいるかは知っているけど、死体であることは変わらないよ」と言い切った。

(BANG Media International)

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