ブロック・パーティ、解散寸前だった?

 ブロック・パーティのケリー・オケレケが2013年に敢行した第4弾アルバム「フォー」を引っ提げたツアー終了時にバンドを解散することを考えていたことを明かした。ケリーは当時、メンバー間の関係があまりにも悪化していたため、結成時から参加していた同バンドの解散を提案しようと考えていたそうで「グループ自体は良い状態じゃなかったんだ。唯一もうやりたくないって思った時期だったね」と当時を振り返っている。

 同年にマット・トングがバンドを離脱したことでまさに解散間近まで追い込まれていたと言うが、友人がツアーに参加してくれたことでメンバー間の関係が改善したのだという。ザ・サン紙とのインタビューでケリーは「ただ悪い雰囲気だったんだ。続けたいか分からなかったね。でもドラマーが抜けた時に友人のサラがツアーに参加してくれたら突然雰囲気がガラっと変わったんだ」と説明している。

 一度はブロック・パーティで自身の創造性を表現しつくしてしまったと感じたこともあったというケリーだが、問題は想像面ではなく人間関係にあると気づいたそうで、「すごく前向きになって、俺たちが抱えていた問題はクリエイティブなものではなく、人間だったって気づいたんだ」「それが分かったら人間同士の問題を解決する必要があると気づいたのさ。だってこのバンドとして活動してこういうライフスタイルを送り、クリエイティブでいられるってことはとても恵まれているわけだからね。だからあきらめるんではなく、それを称えるべきなんだ」と語っている。

 そんな困難を乗り越えたブロック・パーティは29日に5作目となる「ヒムズ」をリリースしている。(BANG Media International)

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