マイク・マイヤーズはケンタッキー・フライドチキンのカーネル・サンダースが好きで仕方がないそうだ。マイクは同店のそのマスコットがずっと好きで、幼い頃は同店の提供するチキンを「エキゾチック」なものだとさえ捉えていたと言うが、今でもその似顔絵をしょっちゅうかいているのだという。「あの似顔絵を一週間に一回は描いているんだ。２，３年前から絵を始めたんだよね」「最初の絵は妻のケリーだったんだ。それで２番目は犬のジョージ・ハリスン。それでカーネル・サンダースにはまりはじめたんだ」「カナダで南のアメリカを見ながら育った身としては、カーネル自身がチキンのカーネルになるっていう十分な余裕さえある独自性を作るなんてすごいと思っていたんだ！」「うちの家族全員がカーネルに夢中だったよ。僕にとってショービズ界というのはケンタッキー・フライドチキンを買うことだったんだ。だってあれは全国で宣伝されていて、エキゾチックにみえたんだよ。何はともあれ、あれは最高のキャラクターさ」「彼はユニークなシルエットを持ち合わせていて、３本の線で描けちゃうんだ。ルシアン・フロイドが亡くなった日には、僕は裸でパレットを持って自画像を描いているカーネルを自分なりのフロイド画風で絵を描いたんだ。それからカーネルと真珠の耳飾りもやったし。それからカーネル・リザもやったね。モナ・リザ風のカーネルさ。ただの趣味だよ。ただ作り上げているんだ。何か作りたいだけなんだよ」「（まだカーネルを描いているかって？）もちろんさ。常に楽しいんだ」

　マイクはそんな趣味のほかにも、自宅のコンピューターを使って音楽作りをすることが好きだと米版ＧＱ誌でのインタビューで続けている。「それにガラージの音楽を作るのも好きだね。１日に１曲は作るんだ。それを８年くらいやってるよ。だいたいのはペット・ショップ・ボーイズみたいになるんだよね。それにライトニング・シーズとか、ちょっとジョイ・ディヴィジョンも入っていて、クラフトワークっぽくも聞こえるんだ。今朝も１曲作ったんだけど、『ジャスト・レット・ミー・ハブ・マイ・スチールベルティッド・ラジアルズ』って名付けたよ」

　（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）