P・ウォーカー事故死、スピードが原因

 昨年末のポール・ウォーカーの事故死は、スピードが原因だったようだ。友人ロジャー・ロダスの運転するポルシェ・カレラGTがコントロールを失い、激突したことにより昨年11月30日にカリフォルニア州サンタクラリタで命を落としたポールだが、捜査本部は機械の故障を示す要因は見つからなかったとしているという。

 ある関係者はゴシップウェブサイトのTMZ.comに、事故当時ロジャーがおよそ時速81マイルから94マイル(約129キロから150キロ)で運転しており、カーブに差し掛かった時にコントロールが効かなくなってスピード制限時速45マイル(約72キロ)と表示された電柱に衝突し、炎上したと話している。ロサンゼルス郡保安官事務所のほかの関係者によれば、同所は機械的な分析も行った結果、スピードの出し過ぎがこの事故を引き起こしたという結論にたどり着いたとしているが、まだ正式な発表は出されていない。この捜査においては、ポルシェの技術者がドイツからロスへと渡米し、炎上により破壊されなかった事故車のブレーキ、エンジン、ボディ、タイヤを調査している。

 この事故の直前にポールは、フィリピン台風被害者の救済を目的としたチャリティのカー・ショーにロジャーを連れて行っていた。そのイベントに出席したジム・トープさんによれば、その時は2人が危ない運転をするようには見えなかったという。「ロジャーが運転席にいたのは間違いありません。ロジャーはゆっくり発進していて、荒っぽく走り去るようなことはしていませんでした。周囲には子供たちもいましたしね。5分か10分後には2人は帰らぬ人となってしまいました」「車が2本の木に衝突して、それから電柱にぶつかったということは明らかです。車のパーツは道中に転がっていて、それは150フィート(約45メートル)位にもおよびますからね。タイヤのすり痕は見えませんでした。事故が起こったところは、長いまっすぐな道です。どれだけ2人がスピードを出していたのかは分かりません」「ロジャーは無謀なことをするような男ではありません。家族思いの人でした。奥さんと2人の小さい子供がいるんです。向う見ずなことは絶対しませんでしたよ」

 (BANG Media International)

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