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安岡力也さん死去…難病、がんと闘い抜き

 心不全のため亡くなった安岡力也さん
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 心不全のため亡くなった安岡力也さん

 映画「不良番長」シリーズや「ホタテマン」のキャラクターなど幅広く活躍した俳優で歌手の安岡力也さんが8日午前6時1分、心不全のため都内の病院で死去した。65歳。安岡さんは、肝臓とギラン・バレー症候群の闘病を続け、10年には肝細胞がんと肝硬変の治療のため長男・力斗氏(26)から生体肝移植を受けた。昨年12月にはがんの転移が見つかるなど、長年にわたって闘病生活を続けてきたが、6日に容体が急変し、帰らぬ人となった。

 芸能界の百獣の王が、満開の桜の中、天国へと旅立った。

 大柄な体と独特の風ぼう。「オレはライオン、獅子だ」と自ら百獣の王に例え、そのイメージを大切にしてきた。入院中もその姿を貫き、どんなにつらくても弱音を吐くことはなかった。しかし、容体が急変した6日、長男の力斗氏に「オレ負けた。負けたよなぁ〜」と初めて弱音を吐いた。ツッパリ続けた人生の最後の言葉となった。

 関係者によると、肝臓疾患を抱えていた力也さんは、2010年に肝細胞がんと肝硬変を発症。力斗氏から肝臓の一部を移植する生体肝移植を受けた。肝臓病は完治したものの、持病のギラン・バレー症候群が悪化し、その後長期入院していた。昨年12月にはがんの転移が見つかり、余命1年の宣告を受けていた。

 本人にもがんは告知されたが、自らの復活を信じて疑わなかった。「必ず復帰する」と、その準備として2月にブログを立ち上げた。容体が急変した6日も自叙伝の打ち合わせをする予定だった。力也さんの希望でリハビリができる病院への転院を決めたばかりだった。

 もうひと花咲かすつもりだったが、6日朝に血圧が急降下するなど容体が急変。8日午前6時1分、親族に見守られ天国へと旅立った。

 この日、力也さんの遺体が安置された千葉県内の寺院で、力斗氏が気丈に対応した。力也さんは「一緒に行こうぜ」と話し、復帰した際には力斗氏との共演を希望していた。力斗氏は「僕にとっては世界一の父。ゴッドファーザーでスーパーヒーロー。今でも目標なので機会があれば継ぎたい」と、父の遺志を継ぎ、同じ道を歩むつもりという。

(2012年4月9日)

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