丸川五輪相 尾身会長の学校連携観戦に慎重な意見を“黙殺”「知事と方向性確認」

 丸川珠代五輪相(50)は20日、閣議後の定例会見を行った。

 24日に東京パラリンピックの開幕を控える中、新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大が続いており、開催について批判的な声も上がっている。原則無観客となった一方で、自治体や学校単位でチケットを購入し、児童や生徒に観戦機会を提供する「学校連携観戦プログラム」は東京、千葉、埼玉、静岡の1都3県で、希望者に対して実施されることについて、政府分科会の尾身茂会長は、19日に「状況はかなり悪いので、そういう中で私は観客を入れるというのは、どういうことかっていうのは、考えていただければ当然の結論になると思います」と話し、大会側に慎重な姿勢を求めた。

 これについて丸川五輪相は「尾身先生は学校連携観戦について慎重な考えを述べられました。他方、四者協議では緊急事態宣言下でのイベント規制、5000人、50%以下の小さい方よりも厳しい措置としてすべての競技で無観客とし、学校連携観戦については共生社会の実現に向けた教育的要素が大きいことに鑑み、保護者等の意向を踏まえて自治体や学校設置者が希望する場合には安全対策を講じた上で実施できるようにすることで合意した」と、説明。

 「1都3県の知事の皆さんと方向性について確認しました。感染症対策に加えて、熱中症対策に必要な措置についても組織委と関係自治体とで連携しながら万全を期していただきたい。政府も必要な支援はしっかりと行う」と、尾身氏の意見を事実上“黙殺”した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス