橋下徹氏 「なぜ不要不急の外出だと言えないのか」、政府のバッハ会長銀ぶら対応

 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が13日、読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」に出演し、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が9日に東京・銀座を散策し、政府が「不要不急だ」と批判しなかったことを問題視した。

 番組では、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が、「東京の人の流れを7月前半の5割に」と求めたことについて話し合った。

 橋下氏は意見を求められ「尾身会長を始め分科会の皆さん、専門家の皆さんには敬意を表します」とした上で、「メッセージでは国民は動かないという前提をおさえないと、ずっとずれていく」と指摘した。「なぜ国民が政府からのメッセージを受け取れないかというと、ひとつはオリンピックをやった。僕はオリンピックは条件付きで賛成でした。やるということは国民が自粛ということをやらないよという覚悟のもとにオリンピックをやらなければいけなかったと思うんです」などと五輪を開催することへの影響を述べた。

 また、橋下氏は「細かいことを言うけれども」とした上で、「バッハ会長の銀ぶら」と指摘。「14日間の待機期間を過ぎたから外を出歩くことはある程度自由だと思いますが、銀ぶらについては『あれは不要不急だ』と政府がバシッと言わなかったら。そしたら自粛って何なんだということになる。個人の判断にゆだねますってことになったら国民も個人の判断じゃないかってことになってしまう。だから全部合わせて政府からのメッセージが国民に届かない。あれをなぜ不要不急の外出だと言えないのか」と政府の対応を問題視した。

 丸川珠代五輪担当相はバッハ氏の銀座散策について見解を問われ「不要不急であるかは本人が判断すべきものだ」と述べた。

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