キャンベル氏 加藤浩次の“反撃”遮り、東京五輪「厳しく評価しないと」

 日本テレビ系「スッキリ」が10日、8日に閉幕した東京五輪を振り返り、日本文学研究者の早稲田大学特命教授、ロバート・キャンベル氏はMCの極楽とんぼ・加藤浩次の“反撃”を遮り、厳しく評価する持論を展開した。

 キャンベル氏は、五輪の理念である多様性や健康、平和の観点から「果たして五輪であったかどうかっていうこと、私はやっぱり疑問に思う」と直言。

 経済効果についても2~3年前に予測された「東京都で2兆円以上」の経済効果は得られなかったとし「小さな企業、たくさんの観光客、需要を見込んで建て替えたり開業したりした人たちが今本当に大変な状況にいる。財政上もそうですけれども、一人一人の投資をしてコミットしていった人たちのこれからのフォローということはどうなるかということを考えると、なぜ東京だったのか、これ本当に五輪だったのかを私はやっぱり疑問に思う」と批判した。

 加藤が「感染対策と中小企業への困ってる部分っていうのは、まあ8年前に五輪決まってて、じゃあ五輪をやめた方が良かったのか、そこの議論になってくると思うんだけれど…」と“反撃”しようとすると、キャンベル氏はそれを遮り「それはそうですけど、でも8年前、13年の9月8日、朝5時半にTOKYOって決まった時に日本人が意識をどういうふうに持ってるかって思っててSNSでいろいろ検索した」と具体的に持論を展開。

 「すごく明るい言葉の中に重いメッセージが込められていて、汚染水ですとか原発ですとか、これからの投票率を上げる7年間という期限が日本に与えられた、だから頑張ろうと特に若い人たちはすごく熱い思い、重い言葉を投げていた」と説明。

 「特に復興五輪という名目がどこかで消えていってしまって課題解決の一つの起爆剤にはならなかったということは、私はやっぱり厳しく評価しないといけないと思う」と断言すると、加藤は「なるほどね、わかりました」と、うなずいた。

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