吉村知事 兵庫県知事初当選の斎藤氏と連携で「強い関西作りたい」

 大阪府の吉村洋文知事(45)が19日、大阪府庁で囲み取材に応じ、18日に投開票された兵庫県知事選挙で初当選した元大阪府財政課長斎藤元彦氏(43)との連携を強調した。

 斎藤氏は無所属で自民、維新両党の推薦を受け初当選。期間中には吉村知事も応援に駆けつけた。斎藤氏の大阪府職員時代、知事と財政課長の関係で2年間、一緒に仕事をしたという吉村氏は「僕が府知事に当選して、財務状況が苦しい中で財政運営をしてくれた。財政課長は実務のキーマンで、知事室でいつも直接やり取りした。お金の使い方などに気付く力はピカイチ」とその実力に太鼓判を押した。

 大阪府は新型コロナ対策で兵庫県、京都府と足並みをそろえ対処方針を立ててきたが、現職の井戸敏三兵庫県知事(75)とは昨年、大阪-兵庫の不要不急の往来自粛要請でのやり取りや、井戸知事が今月4日の応援演説で「大阪との間に壁を立てたい」と発言したことなど、意見の食い違いもみられた。“元同僚”斎藤氏の当選で吉村知事は「連携できるということは非常に大きい。目指す方向が近いことが(知事選への)推薦理由だった」と手応えを感じていた。

 すでに激励の連絡を入れたという吉村知事は「斎藤さんはまず行財政改革をされると思う。大阪府の財政課長をされていた財政のプロ。兵庫と大阪の連携を図りたい。大阪・関西万博、コロナ対策や地域活性化など、タッグを組んで強い関西を作りたい」と期待を寄せた。

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