西村大臣 五輪PVの感染リスク認める「みんなで騒ぐ、打ち上げで飲む」 観戦自体はリスク低も

 西村康稔経済再生大臣が3日、TBS系「ひるおび!」に生出演。東京五輪・パラリンピックについて、有観客開催時やパブリックビューイング(PV)での「感染が広がるリスク」を指摘した。

 西村氏は、五輪会場での観客の人数基準を聞かれると「競技場で感染広がるリスクは低いと言われている。選手はワクチンを打っている。関係者も検査をしている」「観客席も、野球、Jリーグでもそこから感染が広がったというのはありません。そこで広がるリスクは少ない」と単に競技を見るだけならば感染リスクは低いとした。

 だが、一定程度の有観客にした場合は「人の移動ですね。移動が国内で起こる。移動に伴って食事をしたり、人と人が接触して感染が広がるリスクがあるんじゃないかと。ここはよく、分析をしたい」と語った。

 また問題視されているパブリックビューイングについても、「5000人とか(集まっても)距離を取れば大丈夫。リスクは低い」と、やはり競技を見るだけなら、観戦リスクは低いとの見解を示した。その一方で、「金メダルを取ったときにワーッ、とみんなで騒いで大声を出す、抱き合ってしまうとか、終わった後、皆で居酒屋で打ち上げで飲む…、このリスクがある」と観戦時に大声を出したり人と接触することや、観戦後の飲食での観戦リスクの懸念を示し、「観戦状況をみながらの判断となる」と語った。

 MCの恵俊彰が「パブリックビューイングが一番、人が動くのでは?」、コメンテーターの八代英輝弁護士の「有観客は組織委員会等の収益、チケット収入を考えてどうしても必要だと。そう考えると、基本無料で予定されるパブリックビューイングはちょっとそぐわないんではないか?」との質問には直接答える形はとらなかった。

 番組内で西村氏は、緊急事態宣言中の20日まで「なんとか感染者の数をしっかり抑えて医療をしっかりしたものにしていく」と繰り返していた。

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