タレントの渡辺満里奈が２０日、ＴＢＳ系「ひるおび！」で、自民党の下村博文政調会長が、対象者のワクチン接種終了が来春までかかるところがあるかもしれない、と発言したことに「行き当たりばったりに見える」と国のやり方に疑問を呈した。

　番組では、前日に下村政調会長が接種する医師らの不足から、対象者の全員が接種終了するのに来春までかかるところがあると発言したことを取り上げた。菅首相はファイザーＣＥＯとの会談で、９月末までに全員分のワクチンを入手の目処がついたとしているが、その直後のこの下村発言。医療従事者の接種もまだ終わらず、高齢者接種も予定よりずれ込んでいる状態に、渡辺は「危機感を感じられない」とバッサリ。

　「首相も会見されてないし、説明も全然してくれない。危機を感じているのか疑問」とも語り「ワクチン接種とか、もっとちゃんと算段してできないのか本当に疑問。１年以上、医療従事者の方は闘っていて、今、また足りないって、それって国が主導して算段してないのか？」と首を傾げた。

　この接種スケジュールの遅れに「行き当たりばったりに見える」とも指摘し「国民も頑張ろうという気持ちになりにくい」とも訴えていた。