玉川徹氏 菅首相を批判「『ならないために頑張ります』じゃなくて!」

 テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」が14日、大阪府を中心に新型コロナの感染者が急増していることを伝え、スタジオでは日本のトップや首長の危機感の薄さを危険視。テレビ朝日の玉川徹氏は、それは菅義偉首相も同じだと指摘した。

 大阪府では変異株を含めた感染者が急増しており、13日には初めて1000人を超える1099人の感染者数が発表された。玉川氏は、吉村洋文知事の対応が「場当たり的」だと批判。まん延防止等重点措置が適用された5日に同知事がマスク会食を呼びかけたことが、マスク会食ならいいという誤ったメッセージになったのではとも話した。

 ジャーナリスト・浜田敬子氏は「今朝のニュースで、兵庫県知事がフェイスシールドが効果があるんであれば、うちわで口を押さえて会食すればいいと、うちわを700万円の予算をつけて作るというニュースを見つけて脱力した。そんなことをしてる場合なのかなって」と呆れた。

 こういった状況に、国際医療福祉大学主任教授・松本哲哉氏も「今、感染の状況はステージが今までと全然違うし、本当に皆さんが危機感を持って家に閉じこもるぐらいの状況でなければ感染者数は減らないと思うが、ちょっと府知事も知事もそれぞれ判断しておられるところがまだ緩いので、このままの状況で本当に抑えられていくのかどうか。今の状況の緊急事態宣言でも遅いと思う」と危機感を漂わせた。

 玉川氏は「メディアは、うちの番組も含めて警告をずっと発してきているが、その警告がきっちり首長さんとか国のトップに届いてないなというのがすごく感じられる」と指摘し、それは知事だけではなく菅首相も同じだと指摘。

 記者から、まん延防止措置で対応できなかった場合は緊急事態宣言を発令するのかと「当たり前の質問」をされた時のことを振り返り「それにちゃんと答えない。『緊急事態宣言にならないために頑張ります』。じゃなくて!じゃあそれ、あなたの今の対応で足りなかった時はどうするんですかっていうことに対して、ちゃんと答えてくれないから。答えてくれないと!」とヒートアップ。

 「考えてるんですかっていうふうに思っちゃう。考えてないことはないだろうなと思いたいんだけど、結局こういうふうなことになると、実は悪い方向に事態が進んだ時のことは考えてないんじゃないかと思いますよね」と深刻な表情で話した。

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