鳩山元首相、米国が北京五輪不参加呼びかけ報道に見解「五輪の政治利用すべきでない」
鳩山由紀夫元首相が9日、ツイッターに新規投稿。米国務省のプライス報道官が中国による人権侵害を懸念し、来年2月に予定される北京冬季五輪のボイコットの是非を同盟国や友好国と議論したいという考えを示したことを受け、「五輪の政治利用すべきでない」と見解を示した。
鳩山氏は「米国がウィグルにおける中国の人権問題などを理由に北京五輪への不参加を同盟国に呼びかけるという」と切り出し、「世界が憎しみ合っていてもスポーツを通じて平和をもたらそうと言うのが五輪の一つの目的ではないか。五輪の政治利用はすべきでない」と訴えた。
一方、7月開幕予定の東京五輪について、鳩山氏は「自民が五輪の開催に拘るのも選挙に勝ちたいと言う政治利用である」と苦言を呈した。同氏は7日付の投稿で「コロナの第4波が急拡大し変異株への対策も打てない政府の無策が続いている」と問題視し、「人の命を削ってもオリンピックをやらなければならないのか」と危機感を示している。