吉村知事 専門家に苦言「100点を求めるから0点になる」

 大阪府の吉村洋文知事が3日、読売テレビ「あさパラS」に生出演。飲食時の「あごマスク」提唱した。さらに「100点を求めるから0点になっている」と、満点を求めずに感染率を下げる努力を訴えた。

 現在大阪府では会食時にマスクをあごにずらす「あごマスク」を提唱。吉村知事はマスク会食を「習慣にないから、なかなか大変なのはわかっている」と理解。そのうえで「マスクを外すよりはやりやすい」とあごマスクを推奨した。

 MCを務めるハイヒールのリンゴが「平安時代の麻呂みたいに、扇子みたいなのは」と他の方法もあるとした。吉村「それでもいいと思います。扇子でやっているところもあります」と、どんな方法でもよいとした。

 そのうえで「でも扇子だったら横から出るやんかとか、専門家はいろいろいいます。(あごマスクも)あごに何か(ウイルスが)付いているんじゃないかと。100点を求めるから0点になってる」とバッサリ。「100点じゃないからやめようというのが専門家の考え方。50点でも60点でもやってもらえれば、感染率は下がる。皆さんマスクを上げ下げする習慣を付けてもらえれば。自分がうつらないようにするんじゃなく、他人にうつさないためになる」と感染率低下への協力を訴えた。

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