NHK武田真一アナ「クロ現」最後挨拶「これからも怯まず」…自民忖度異動、局は否定

 今春に東京から大阪に異動するNHK武田真一アナウンサーが18日、キャスターを務める「クローズアップ現代+」に出演。この日が同番組最後の出演となり、番組ラストで「私はきょうでこの番組を離れます。4年間、本当にありがとうございました」と挨拶した。

 番組を担当した4年間について「この4年、私の心に刻み込まれているのは、社会の中で懸命に生きている皆様の声です。それは決して希望に満ちたものばかりではありませんでした。大切な人をなくした、明日の暮らしが見えない。災害や新型コロナで思いがけず人生を狂わされた。私たちたちの周りには多くの課題があることを思い知らされてきました」と振り返った。

 「私に何ができるんだろう。何度も自問しました。せめて皆様の声を私に深くひたして分かろうと努力しよう、皆さんの声を私の心と共振させて、さらに大きな波紋にして社会に伝えよう。それが何かの糸口になるのではないかと考えてきましたが、いかがだったでしょうか」と問いかけた。

 「あとは若いキャスターに引き継ぎたいと思います。クローズアップ現代+は、これからも怯まず、伝え続けていきます」と語った。

 NHKのエース的存在の武田アナは、今年1月に「クロ現」で自民党・二階俊博幹事長にインタビューを行った際に、二階氏が「いちいちケチをつけるものじゃない」と返したことも。今回の異動は二階幹事長への忖度かと一部で報じられた。NHK側は否定している。

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