黒岩知事 吉村知事にチクリ「明確な数値目標はカッコイイが、我々は総合的に判断」

 神奈川県・黒岩祐治知事が4日、TBS系「ひるおび!」に神奈川県庁からリモート出演。政府が首都圏の1都3県への緊急事態宣言を延長する方針を固めたことについて、コメントした。

 MCの恵俊彰から「(宣言)解除の数字は?分かりやすい目安がほしいんですけど」とふられると、黒岩知事は「(1都3県ではなく)神奈川県の数字だけ見てると、今、解除でもおかしくないんです。一つの県だったら(数値目標を)言えるんでしょうけど、1都3県で全体として言うのはなかなか難しい」と答えた。

 さらに「目標値を設定するのは、あまり我々は前向きではない。その数字によってひっぱられるということはあると思う。数値を設定することによって出られなくなっちゃうこともあるでしょうし、逆に早く出過ぎちゃったこともあると思う」とコメントした。

 八代英輝弁護士が大阪府、京都府、兵庫県の関西3府県が3月7日の宣言期限を待たずに、国に解除を要請したことについて、「ある意味、地方自治の知事が主導権を握って国に働きかけをしたようにも見えた」と評価すると、黒岩知事は「関西の場合、(大阪の)吉村(洋文)知事等がしっかりと(宣言解除の)出口の数値を掲げられて。私はあの数字を出したことによって、出ざるをえなくなったんではないか、私たちの感覚からしたら(解除は)まだ早いんじゃないかと思ってました。数値目標を設定したがゆえに、出なきゃいけなくなったんじゃないのかな」「明確な数値目標を出して、これをクリアすればこうなりますよ、というのはカッコイイけれども、我々はもっと総合的に判断するのも大事だな、と思った」と批判的な見方を示していた。

 大阪府は2月8日に独自の解除基準を満たしていたが、医療体制のひっ迫を念頭に、解除要請をしばらく見送った経緯がある。

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