田崎氏 菅首相イライラ会見「4社くらいが総理追いつめ…他の記者はしらーっと」

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が1日、TBS「ひるおび!」に出演。菅義偉首相が26日に官邸で記者団のぶらさがり取材に応じた際に、山田真貴子内閣広報官の7万円超接待問題に関する質問に、苛立ったり、気色ばんで回答する場面があったことに、持論を語った。

 田崎氏は「菅総理、あの局面、冷静さを欠いた面があったと思う」としたうえで、「菅総理の問題ともうひとつ、記者の方の問題があると思う」と指摘した。

 「内閣記者会の記者会見だったら広報官が仕切って各社同じように回してる」と説明し、「(ぶらさがり取材だった26日は)1人で4問か5問くらい発した人がいる。4社くらいが代わる代わるゴーッと質問してくんですね。総理を足止めさせてイライラさせて、それで『総理がイライラしてる』と言っているような感じ」と述べた。

 「僕だったら、総理の考えをどうやって引き出すかに注力する。メディアの責任」と主張し、「総理をイライラさせるために質問する風景がみえた。むしろほかの記者は、しらーっとしている状況だった」と述べた。

 「総理を追いつめていくのが、ぶら下がりの在り方なんだろうか」とも語った。

 ぶらさがり取材は、6府県で緊急事態宣言を2月末で解除することを決定したことを受けて行ったが、問題渦中の山田氏が司会を務める首相会見形式をとらなかったことへの質問などが飛んだ。

 次第に菅首相は苛立った口調で抗弁し、「会見を行わずに国民の協力を得られると思うか」と聞かれると、険しい表情で「あのー、今日こうして、ぶら下がり会見を行っているんじゃないでしょうか」と、苛立ちをあらわに。2度目の質問をした記者を見て「ほかの方、よろしいですか?いや、2回目だから」と突っかかったり、社名を名乗ったほうをみて「もうよろしいですか」と打ち切ろうとする場面も。最後に「今度の会見では、最後まで質問等、打ち切りなくお答えいただけるのか」と聞かれると、「いや、私も時間がありますから。でもだいたい、みなさん、出尽くしてるんじゃないですか。先ほどから、同じような質問ばっかりじゃないでしょうか」と返した。

 ネット上では「キレた」「逆ギレ」「不機嫌で言葉の節々にトゲ」「すごく感じが悪い」「酷い」と厳しいコメントが相次いだ。

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