米山隆一氏、河野大臣による“メディアへの物言い投稿”に「トランプ感」を指摘

 米山隆一元新潟県知事が20日付ツイートで、新型コロナウイルスのワクチン接種担当に任命された河野太郎行政改革担当相による大手メディアへの“物言い”ツイートに対して、「トランプ感」という表現を使って自身の見解を示した。

 河野氏は19日~20日にかけ、ワクチン報道に関して連続投稿。政府関係者がワクチン接種は5月想定とした記事を添付し、「ワクチン担当になって昨日の今日で、まだ想定していない」と白紙であることを強調した。

 その後も、同氏は「うあー、NHK、勝手にワクチン接種のスケジュールを作らないでくれ。デタラメだぞ」「新聞各紙が『政府関係者』なる者を引用しているけれど、全く根拠のないあてずっぽうになっている。信用しない方がいいよ」などとツイートした。

 河野氏による一連の投稿に対し、米山氏は「『政府関係者』は一応それぞれに基準があり、大手新聞(マスコミ)は関係者にきちんと当たっていると把握しています。マスコミ全般を『信用しない方がいい』扱いととれ、『トランプ氏』的な、自らが発信する情報だけが真実で、他者の批判を許さない独善に繋がります」と、トランプ前大統領の姿勢に重ねながら指摘した。

 さらに、米山氏は「『デタラメ』とか大臣が発信してしまうのは、そりゃ酷いというか、ちょっとトランプ感を感じて感心しません」と苦言。20日夜の投稿では「どれほど立派な能力のある政治家でも、マスコミを徒にフェイク扱いする政治家は民主主義を危険にさらしているのであり、大きな目で見て立派でないと私は思います」とつづった。

 河野氏の投稿に対し、ツイッターでは「NHKは厚労省の発表に基づいて報じているので、これがデタラメであるならば、デタラメは厚労省ということになりますね」などと指摘する声も続いた。

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