「厚労省と日本医師会の無策」で国民にツケ…元厚労省医系技官・木村医師が憤り

 元厚労省医系技官で元WHOコンサルタントの木村もりよ医師が16日、ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に出演。「厚労省と日本医師会の無策」により、医療体制がひっ迫し、緊急事態宣言という事態になっていると指摘した。

 木村氏は「厚労省と日本医師会の無策によって、これだけの医療供給しかできなかった。それに対して国民がツケを払っている」と厳しく指摘。緊急事態宣言再発令に伴う飲食店への休業要請について「休業要請は本来、悪いことをしたから出されるものなのに、この人たち、何にも悪いことしてないのに、何で罰金払わないといけないんですか。非常に私は憤りを感じます」と声を震わせた。

 日本医師会・中川俊男会長は13日の会見で「このままでは医療崩壊から医療壊滅になる恐れも」と医療体制への危機感を繰り返し訴え、民間病院では2割程度しかコロナ対応をしていない現実について「民間は中小病院が多く、相対的に医師が少なく、コロナ専門病棟を作るのは難しい」などと語った。

 これに木村氏は「本来であれば、(昨年)春、夏からやってきてしかるべきだったんですけど、それをやってこなかったがために、今、国民はさらなる努力=自粛をしなければならない。残念ながらそれ(病床)を急に増やすことはできないので、国民が我慢=自粛しなければならない」と医師会と厚労省の「無策」に憤った。

 その上で「今、大変言いにくいんですけれども、高齢者はもしも自分が(コロナに)かかって重症化したら、延命治療が一切受けられなくなるかもしれないという状況にきていることを自覚して」と厳しい表情で語った。

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