東京602人 小池知事会見、大喜利フリップ連発「6つめの『こ』」
東京都の新型コロナウイルスの新規感染者が10日、過去最多の602人にのぼった。
小池百合子知事は午後、モニタリング会議後に会見。「厳しい感染状況にある」とし、同会議で「75歳以上の新規陽性者が増加」「高齢者への感染機会を減らすことが必要」「通常医療体制との両立が困難、逼迫し始めている」との指摘を受けたことを伝えた。
そのうえで「高齢者と基礎疾患のある方、外出をできるだけお控えいただきたい」と呼びかけ、傍らでスタッフが掲げるフリップに書かれた「防ごう重症化 守ろう高齢者」を読み上げた。
また感染防止のための「5つの小」(少人数、小一時間、小声、小皿、小まめ)が書かれたフリップも示し、6つめの「こ」として「こころづかい」を挙げ「6つめの『こ』でありますけれども、皆様方がもし感染して病院に入った場合は医療従事者の方々に負担がかかります。そうしないためにも、これらのことを守っていただきたい」と述べた。
また背後の大ボードには、1都3県で共同メッセージとして「ひきしめよう」の頭文字をとった標語がプリントされており、これらを紹介。
◆(ひ)引き続き「テレワーク」「時差出勤」
◆(き)基本を徹底「マスク」「手洗い」「消毒」
◆(し)食事を複数人でとる際は「マスクで会食」
◆(め)面倒でも「こまめな換気」
◆(よ)夜のお酒は少人数・短時間で
◆(う)ウイルスの感染予防に一緒に取り組みましょう
「感染拡大の防止は、つまるところ『新しい日常、ただしく予防』につきる」と最後もスローガンで締めた。