吉村知事 重症センター完成も看護師不足「何とか1人でも多くの看護師さんを」

 大阪府の吉村洋文知事が30日昼すぎ、府庁で囲み取材に応じ、この日第1期分30床が完成した臨時施設「大阪コロナ重症センター」について、必要な看護師が十分に確保できていないとして、協力を呼びかけた。

 先週末の時点で、必要な看護師の数は、約130人のうち50人程度しか確保できておらず、人材の確保が急務。吉村知事は「何とか1人でも多くの看護師さんの確保をしたい、と今、呼びかけをしています」と険しい表情で話した。

 感染者が急増すると予想された冬に備え、先手を打って設立した重症者専用の施設。吉村知事は「人の確保とは別に、まず施設を作る。ICUは簡単に増やせない」という思いで作ったことを改めて説明し、「重症者が増えてきている中で、重症者の治療は難しい。その中で最前線で働いている医療、看護師さんには本当に感謝します」と医療従事者、特に看護師への感謝を述べた。

 そして「重症センター、そこで働くのは本当に大変なことです。重症者の方しかいないわけですから。(専門の)技術もいるということになるわけで」と感染者が急拡大している中での人材の確保は難しいことに言及しながら「まだ数がもう少し足りないので、ぜひ、ご協力いただける方は手をあげていただきたい」と訴えた。

 同センターは年内の運用開始を目指している。最終的な目標病床は60床。

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