豊田真由子氏 選挙区での買収実態を暴露「市長と県議は30万、市議は10万…と先輩が」

 元厚労官僚で元衆院議員の豊田真由子氏(46)が29日、読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演。国会議員による買収の実態について語った。

 豊田氏は選挙区での“買収”について「ぶっちゃけ地元って、『金くれないと応援しないよ』って方がいるんですよ。全ての選挙区か分かりませんけども」と暴露。「私たち新しい世代の人間は絶対イヤで頑として断る、そうするとむちゃくちゃいじめられるんですよ」と政界にはびこる悪しき“慣習”に従わないと「いじめ」を受けると主張した。

 MCの辛坊治郎が「どのクラスにいくらぐらい持っていくのか?」と具体的な金額を聞くと、「ある先輩から言われてビックリたまげたのが」と前置きした上で、「『お金も配らずに選挙応援してもらえるわけない』と。『市長と県議は30万(円)、市議は10万。ちゃんと白い封筒に入れて手渡し(するように)』って言われて。びっくりたまげて。そんなことできません!って(拒否した)」と明かした。

 豊田氏は「世の中の人が誤解してるのが、新人とか若手(の国会)議員は、地元政界では、下っ端なんです」と訴えていた。

 豊田氏は2017年、秘書への暴言などが週刊誌で報道され、衆院選で落選。「この汚名を着せられて死ぬのはしのびない。世のため人のため、少しでも役だってから死にたいです」と報道について、納得いかない部分があることも語っていた。

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