米山隆一氏 大阪府の爆発的感染拡大で吉村知事に指摘「本質的対策を打たずに放置」

 米山隆一元新潟県知事が27日、ツイッターに新規投稿。大阪府の新型コロナの感染状況が、政府の分科会が示す基準で最も深刻なステージ4(爆発的感染拡大)に迫っていると報じた共同通信の記事を引用し、吉村洋文知事のコロナ対策について「本質的対策を打たずに放置していただけ」と指摘した。

 米山氏は「こうなる事は、10日前には疫学的に十分予想できました。知事がそれに気付かず『会食4人制限で事態は動いた!ドヤ!』と、軽微な弥縫策で悦に入って、本質的対策を打たずに放置していただけです。もう『お好きな様に』としか言いようはありませんが」と苦言を呈した。

 「弥縫(びほう)策」とは、一時逃れのために物事をとりつくろって間に合わせる方策のことを指す。

 病床逼迫度合いは、最大確保病床の使用率50%以上でステージ4に当てはまるが、大阪では軽症・中等症者用を含めた全体が46・7%で到達に近づき、重症者用は50・2%と既に超えている。

 府は26日に感染の12人が死亡し、326人が陽性になったと発表。1日の死者数としては過去最多。府によると、新規感染者数や陽性率、感染経路不明割合など6項目の指標のうち5つが同日時点で基準を超過。重症者は過去最多の108人に上る。

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