吉村知事に街頭演説でヤジの洗礼「飛ばされる」「厳しい戦いになる」 都構想投票

 大阪府の吉村洋文知事(45)が16日、府庁で囲み会見に応じ、大阪都構想の賛否を問う住民投票(11月1日投開票)について「厳しい戦いになる」と危機感を募らせた。

 大阪市を廃止し、4つの特別区を設置する住民投票は12日に告示。吉村知事は、大阪市の松井一郎市長(56)とは分かれ、連日同市内で街頭演説を行い有権者に理解を求めている。記者団から手応えを聞かれ「説明を尽くしていくが、厳しい選挙戦になる」と顔つきを変えた。

 大阪都構想の是非を問う世論調査では、報道各社とも「賛成」が「反対」を上回る結果が出ている。それでも吉村知事は「街頭演説でヤジを飛ばされる」と話し、反対派の根強さをひしひしと感じている。

 街頭演説では質問コーナーを設け、知事自ら質疑に応じている。「質問を受けるという時に、反対を主張される。くわしく説明して、理解してもらうよう尽くしている」と、都構想に反対する有権者との論戦もヒートアップしてきた。

 告示後初の日曜日となる18日には、公明党の山口那津男代表(68)が来阪。吉村知事、松井市長と合同で、同市内の繁華街を回り街頭演説を行う予定だ。投票日に向け、公明党と共闘する吉村知事は「心強い。公明党の意見も入った都構想だということを支持者にお伝えしていただければ」と期待を寄せた。

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