上西小百合が危惧「総理はすべて見られない」と正当化すると「権力は責任回避できる」

 元衆議院議員でタレントの上西小百合が13日、ツイッターに新規投稿。日本学術会議推薦の会員候補6人を菅義偉首相が任命しなかった問題で、首相が決裁前に105人の名簿を「見ていない」と述べたことに対して「総理は全て精査できない」と正当化する声があることを受け、「だから、大臣や政務官をおくんでしょう」と指摘。正当化を認めると「権力は責任回避できる」と危惧した。

 上西は「学術会議騒動。『総理がすべて見られる訳がない』って正当化する声がある」とつづり、「勿論、総理がすべて見られている訳ない。当たり前。だから、大臣や政務官をおくんでしょう」と指摘。その上で「充職だろうがなんだろうが総理の代わりに見ているんですよね。彼らが総理の目となり耳となるんだから、結局“総理の責任”なんです」と説いた。

 さらに、上西は「会社だって不祥事があれば上司が謝罪に出てきて、それで許してもらえるか否か。最悪辞任ってこともある。それが組織」と例え、「今回“総理がすべて見られる訳がないから仕方ないじゃん”っていう世論ができたら、今後すべてから権力は責任回避できることになる。前例って結構怖いんですよ」と訴えた。

 上西が「正当化する声」として挙げた例として、NHKから国民を守る党の丸山穂高衆院議員は12日付投稿で「日々大量の資料を見て指示をする総理や官房長官が学術会議メンバーを子細詳しく精査する訳ないし添付資料の名まで見て覚えておけと?」と菅首相を擁護していた。

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