蓮舫氏 菅首相の「日本学術会議」新会員推薦者除外に抗議「勘違いも甚だしい」

 立憲民主党の蓮舫参議院議員が2日、ツイッターに新規投稿。菅義偉首相が政府から独立して政策提言する「日本学術会議」の新会員について会議が推薦した候補者105人のうち6人を除外したことを受け「勘違いも甚だしい」と抗議した。

 蓮舫氏は、任命を見送られた立命館大法科大学院の松宮孝明教授が京都新聞の取材に対して述べた「この政権、とんでもないところに手を出してきた」という感想を引用。「昭和24年施行の学術会議法では、会議は内閣総理大臣の所管だが『独立して職務』を行うとあり、独立性が担保」と説明した上で「菅総理が勝手に人選できるものではない。勘違いも甚だしい。断固抗議します」と訴えた。

 さらに蓮舫氏は連続投稿。「安倍総理、安倍内閣は忖度や政権に都合よく公文書改ざんした官僚を昇進させてきました。その官僚人事のように、独立した学術会議会員候補を扱った菅総理。『安倍政治を引き継ぐ』勘違いしか見て取れません」と苦言を呈した。

 同会議が推薦した候補者を首相が任命しなかったのは2004年度の法改正で会議が推薦する方式になって以降初めて。「学問の自由」に対する介入として批判が起きている。

 また、蓮舫氏は「新会員候補の任免を見送る最終判断は会議を所管する内閣総理大臣」とし、「菅総理が率先して判断したのか。その理由は何か。誰かが進言したのか、それは誰か。進言したとすれば理由は何か。なぜ、誰も止めなかったのか」と疑問点を挙げた。

 「#日本学術会議への人事介入に抗議する」のハッシュタグを掲げ、「政権に批判的な学者、官僚を排除し、国会は開かない。こんな内閣はおかしい、と声をあげてください」と呼びかけた。

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