前川喜平氏が菅政権の官房長官像を予想…後藤田正晴タイプでなく首相に「忠実な人物」

 元文部科学事務次官の前川喜平氏が11日、ツイッターに新規投稿。次期首相就任が有力視されている菅義偉官房長官が求める新政権の官房長官は、中曽根政権時代に「カミソリ」の異名をとった後藤田正晴氏のような、首相に反対意見のできる身内に厳しいタイプではなく、首相に「忠実な人物」になると予想した。

 前川氏は「中曽根康弘首相は、思想も派閥も違う後藤田正晴氏を官房長官にしたが、菅(次期)首相は、そういうことはしないだろう」と指摘。「自分に忠実な人物を据えるはずだ」と推測した。

 当時、与党内でも「カミソリ」と恐れられた後藤田氏は官房長官時代の1987年、中曽根首相の国会見通しを強烈に批判したり、同首相が主張したペルシャ湾への掃海艇派遣に反対したことなどが報じられている。

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