テレ朝渡辺宜嗣アナ BPOの指摘に謝罪「視聴者の信頼を損ねた」

 テレビ朝日の渡辺宜嗣アナウンサーが2日、同局の報道番組「スーパーJチャンネル」で、BPO(放送倫理・番組向上機構)から「放送倫理違反があった」と指摘されたことについて「視聴者の信頼を損ねた」と謝罪した。

 渡辺アナは番組において「去年スーパーJチャンネルで放送した内容に不適切な演出があったことについて、BPOは放送倫理違反があったとの判断を示しました」と伝えた。

 ここで「不適切な演出」について説明。昨年3月15日に放送した特集(一部地域をのぞく)で、東京都内のスーパーマーケットの買い物客を密着取材する内容だった。客の人生模様などを描く企画だったがVTRに登場した男女5人について店で出会った客などとして紹介したが、実際は担当した契約ディレクターの知人だったという。

 番組では編集過程等において不適切な演出に気付かなかったとし、担当ディレクターは「登場人物が語った内容は真実であり過剰な演出や仕込みをしたつもりはなかった」と説明したことを伝えた。

 渡辺アナは「テレビ朝日のコメントです」として「今回の不適切な演出は視聴者の皆さまの信頼を損ねる行為であり改めて深くおわび致します」と頭を下げた。「BPOの決定を真摯に受け止め今後の番組制作に生かして参ります。視聴者の皆さまの信頼を回復すべく引き続き再発防止に努めてまいります。私たちはもう一度初心に立ち返りフェアで謙虚に番組作りに向き合います。改めて心よりおわび申し上げます」と再び頭を下げた。

 BPOの放送倫理検証委員会は2日、業務用スーパーを取材した企画で、スタッフの知人を初対面の買い物客と装ったテレビ朝日「スーパーJチャンネル」について「放送倫理違反があった」とする意見を発表した。

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