金子勝教授 渋谷、六本木で空室率上昇を危惧…「アベ恐慌が来る」

 立教大学特任教授で慶応大学名誉教授の金子勝氏が26日のツイッター投稿で、東京・渋谷、六本木での不動産市況が「急変しだした」と空室率が上昇していることを危惧した。

 金子教授は「【アベ恐慌が来る:空きビル】」として経済専門誌を引用。「いくら金融緩和で粉飾しても渋谷、六本木まで不動産市況が急変しだした。緊急事態宣言の4月7日時点と8月17日時点の空室率は、0.86%から1.50%へと大幅に上昇。六本木駅周辺でも、空室率は0.50%から8月17日には1.06%に跳ね上がった」と空室率が上昇していることを憂えた。

 また、金子教授は別の投稿で通信社の記事を引用し「世界のファンドが不動産投資を減らしている。宿泊、小売、事務所など空き室が増加しているからだ。アベノミクス下の超低金利で傷んだ地銀・信金も、これから深刻な状況を迎える。もし東京五輪がなくなれば、さらに危機的になる」と案じた。

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