宝塚歌劇でクラスター 花組新たに7人感染 星組にも1人で計12人

 宝塚歌劇団は6日、宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)で上演中だった花組「はいからさんが通る」の出演者5人とスタッフ2人の計7人が、新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。4日に出演者3人とスタッフ1人の感染が判明しており、計11人が感染。県はクラスター(感染者集団)発生と認定した。また東京宝塚劇場での星組公演でも、出演者1人の感染が判明。7日からの公演を当面中止にすると発表した。

 劇団は7月17日の130日ぶりの宝塚大劇場再開にあたり、稽古で劇場の舞台やロビーを使うなど密を避けてきた。公演でも一度に舞台に上がるのは57人までに限定。プライベートでも2人以上の会食禁止などのガイドラインを策定していた。

 だが万全を期したにもかかわらず、2日朝に花組で体調不良者が判明、同日から上演を取りやめた。今回判明した感染者を含めた11人は、いずれも無症状か軽症。スタッフは来場者と直接応対する業務ではなく、観客の感染は確認されていない。現在、花組73人とスタッフ164人のPCR検査を終え、結果待ちの1人を除く225人は陰性が確認されている。同公演は16日までの中止が決定しており、再開時期は「改めてお知らせします」としている。

 星組は「眩耀の谷~舞い降りた新星~」「Ray-星の光線-」を7月31日から上演中だったが、公演全出演者、スタッフのPCR検査を進めた結果、陽性が1人判明した。

 劇団は「皆さまにご不安とご迷惑をお掛けすることとなり深くおわび申し上げます。感染予防策を改めて見直し、皆さまに安心してご観劇いただける体制を整えて参ります」とコメントを発表した。

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