吉村知事 ポビドンヨード発言の影響「予測していた」…これからも追求
大阪府知事の吉村洋文氏(45)が6日、TBS系の生番組「ひるおび!」に出演し、ポビドンヨードを含んだうがい薬をめぐる騒動について語った。
吉村氏は「発表すれば影響が出るというのは予測はしてました」といい、発表の数日前、製薬会社に製造を高めるよう要請していたことも明かした。
「これは予防効果が認められたものではないですから。前の会見でも予防効果があるとは言ってないんですが、どうしてもそう受け止められちゃったので、明確に僕も言うべきだなとは思っていまして」と改めて説明。
その上で「感染を他にうつさないという意味で非常に可能性があるものだと思って、これからも追求していく」と話した。
吉村氏は4日の記者会見で、ポビドンヨードを含んだうがい薬が新型コロナウイルスに効果があるのではないかという趣旨の発言をした。吉村氏は新型コロナが治るとは言えないともしており、買い占めや転売を戒める呼びかけもしていたが、店頭からはポビドンヨードを含むうがい薬がたちまち消えてしまう事態に発展。専門家である日本医師会の中川俊男会長や、脳科学者の茂木健一郎氏、静岡県知事の川勝平太氏ら著名人からの批判も相次いだ。
吉村氏は5日の記者会見で、「予防薬でもなければ治療薬でもない」、「感染拡大防止については寄与する可能性がある」と述べている。