舛添氏、「都知事なんかやらなきゃ良かった」 厚労相時代の仕事ぶりを絶賛され

 元東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(71)が4日、読売テレビ「特盛!よしもと今田・八光のおしゃべりジャングル」に出演。杉村太蔵氏から2007年から09年の厚生労働大臣時代の働きぶりを称賛され、「都知事なんかやらなきゃ良かった」と本音を漏らすシーンがあった。

 2016年に政治資金の公私混同疑惑の責任を取り、都知事を辞任した舛添氏。当時のたたかれぶりを再び報じた後、杉村氏が「厚生労働大臣・舛添要一はホントすごかったっていうのは永田町の歴史で語られている」と助け船を出した。

 杉村氏は「厚生労働行政ってホント難しい」といい、辛坊治郎氏が「医療、介護、年金、その他の一切合切を1つの省でやってる。国家予算のうちの半分以上を使ってる」と説明。舛添氏は「生活に直結だから」とうなずくと、「新型インフルエンザって来たよね。あんとき私だった。年金記録で大問題になった。C型肝炎で妊娠してるとき肝炎もらった(薬害肝炎事件)とか、中国から毒入りギョーザまで来た」と振り返った。

 そして、杉村氏が「何がすごいかって、答弁するとき、役人の答弁書をまず読まない。全部(頭に)入ってんだ。(普通は)読むんで、問われた質問がどこかも分からないし、どう答えていいかも分からない。どこに書いてあるか探しちゃうから、後ろから役人が来て『大臣、こうです』ってなるじゃない。ところが、(舛添大臣に)感激したのは質問が終わる前にすでに答弁に立つわけ。バーッとこうしゃべるわけ」と感心しながら話した。

 うれしそうに笑う舛添氏の前で、杉村氏は大阪府知事時代の橋下徹氏と舛添氏のやりとりも披露。「新型インフルエンザのとき、政府から大阪府がいじめられたとき、橋下さんが舛添さんに電話1本したら、すぐ解決したっていう話をしょっちゅうしてますよ、橋下さん」と明かした。

 舛添氏は「夜中に橋下さんが友達だから、テレビ一緒に出たりして、携帯をかけてきて『何とかしてくれ』って。結局、学級閉鎖しないと子供たちに移るじゃない。新型インフルはコロナと違うから。(橋下氏は)それをやりたいのにできなかった」と回想。

 さらに、「いろんな事情があって。大阪府と大阪市の対立とか。教育委員会は文科省で厚労省じゃないから。いろいろもめてた。『これ大変だ』って彼は夜中にかけてきた。『分かった。朝一番にやる』って言って、厚労大臣命令ってバーンってやったら一発だった」と胸を張った。

 MCの今田耕司から「めっちゃ気持ち良さそう」と言われた舛添氏は、「そのままやってりゃ良かったけど、都知事なんかやらなきゃ良かったな」と苦笑した。今田から「やっぱり都知事にチャレンジしたかった?出てくれと(言われた)?」と聞かれ、舛添氏は「もともと一番最初の政治活動は都知事選挙に出たんですよ、昔。それで石原慎太郎に負けたんだよ。それで原点に戻ったわけ」と返した。

 舛添氏を持ち上げ続けた杉村氏だったが、最後に「僕は政治家・舛添要一のすごさをよく知ってるから、返す返す残念なのはひとえに人望がないんです。絶滅的に人望がない」と断言してオチをつけた。

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