大阪府の吉村洋文知事（４４）が、安倍政権が新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言解除の具体的条件を示さないことを受け、大阪独自の解除条件および第２波に備えた再自粛基準を定めた「大阪モデル」を発表したことに対し、元大阪府知事の自民党・太田房江参院議員がツイッターで「党派を超えて、すばらしい」と賞賛した。

　太田氏はかねてから大阪維新の会とは犬猿の仲。最近も橋下徹元大阪市長のテレビ発言を発端にＳＮＳで大げんかとなり、松井一郎大阪市長も参戦し、「粉飾決算でボロボロ」「ええ加減にせえよ」などとと激しい応酬があった。（大阪府知事の歴代は、太田、橋下、松井、吉村の順）。

　そんな中、太田氏は吉村知事の発表に対して、「吉村知事が『大阪モデルが国の自粛解除対応のきっかけになれば』と仰ってくださったとのこと。国の出口戦略に力強い後押しとなりそうです。地方から国を動かす！党派を超えて、すばらしいことだと思います」とツイートした。

　この投稿には、「みなで頑張りましょう」「大阪のために」とのコメントがつく一方、「あれ？」「急にどうした？」との突っ込みも入っている。