吉村知事“関所破り”ヤメテ!府民が奈良・和歌山のパチンコ店&夜の店へ流入

 大阪府の吉村洋文知事が16日の会見で、新型コロナウイルス対策で行動自粛が求められる中、県境を越えて奈良県や和歌山県のパチンコ店や夜の店に行くなど、娯楽を求めての“関所破り”が発生しているとして、府民に自粛を求めた。

 先だって7日に緊急事態宣言の対象となった大阪府内では、休業要請を受けての店舗休店が進むが、吉村知事によると、県境を越えて奈良や和歌山で営業している店に行く客がみられるという。「パチンコ店や夜の店などです。仁坂さん(和歌山県知事)らからも話があった」と両県からの“通報”もあったと明かした。「感染拡大を防ぐために、ぜひ控えていただきたいと大阪府からお願いしたい」と呼びかけた。

 パチンコ客の流入は、茨城県でも発生しており、大井川和彦茨城県知事は16日の会見で、「首都圏から大量に人があふれ出る現状が目につく。特定の地域だけが対象では、その外側に人が動いてしまう」と指摘し、緊急事態宣言の全都道府県への拡大を支持した。

 埼玉県は大野元裕知事が県内の飲食店に対し、17日から酒類の提供を午後7時までにするよう要請すると決定。東京都内から飲酒目的の客が県南部に流入しているためという。

 また神奈川県鎌倉市は16日、緊急事態宣言下で、観光客が相次いでいるとして、来訪自粛を呼び掛けた。市内の飲食店店主によると、マスク着用を求めても応じない観光客もいるという。海岸沿いの道路では県外ナンバーの車が目立ち、渋滞や路上駐車も。住民から感染拡大を心配する声があがっている。

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