小沢一郎氏、安倍首相の「対応遅くない」発言に苦言「嘘と言い訳しか言わない」
国民民主党の小沢一郎衆院議員が14日、公式ツイッターに連続投稿。安倍晋三首相が同日の衆院本会議で、新型コロナウイルスの感染拡大への対策について「わが国の対応が遅かったとの指摘は当たらない」と述べたことに対し、「遅くない訳がない。五輪への固執でふた月近くを無駄にして、今の混乱がある」と突っ込んだ。
小沢氏は「隔離病床や軽症者施設、人口呼吸器の手当ても最近の話。絶対に非を認めず、嘘と言い訳しか言わない日本の総理。もはや言うべき言葉もない」と苦言を呈した。
また、同氏はこの日の東京株式市場で約1カ月ぶりの高値となった報道を引用して「3月から需要が蒸発、倒産件数は増加、失業者も増えつつあり、実体経済がどこまで悪くなるかわからないのに、株価だけ上がる異様」と指摘。「困窮者への給付金は絞りに絞るのに、株価対策には何十兆円も投じてきた安倍政権。実体経済と真逆の嘘の株価を演出しても、日本経済を破壊する爆弾を積み上げているだけ」と批判した。
さらに、小沢氏は「マスクは買えただろうか。マスクは届いただろうか。検査はすんなり受けられただろうか。国から何かしらの支援はあっただろうか。過去最大108兆円という総理のメッセージで安心できただろうか。政府の説明は理解できただろうか。2月末からどれくらい経っただろうか。今、この国に政治はあるだろうか」とつづった。