小池知事と出演の大曲医師 要請無視の会食のツケで医療逼迫「3密で40人の患者」

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、緊急事態宣言が発令された7日夜、小池百合子東京都知事とともに諮問会議メンバーで国際感染症センター長の大曲貴夫医師が、テレビ各局の特番に出演し、医療現場の逼迫を切実に訴えた。

 小池知事がぜひとも話をきいてほしいと紹介。日本テレビ系の特番では、大曲医師は同日に判明した東京都内の感染者80人について、「80ってのはすごい数字ですよ。陽性出た人をどう対応するかで正直精一杯。東京中の医療者に聞いたら、みな大変、何とかしてくれと言う」と訴えた。

 安倍首相や小池知事は、外出自粛を強くではあるが要請の範囲で求めることしかできないが、大曲医師は「すごく悲しく残念なのは、知事が外出自粛を呼びかけた3月25日以降に、集団で会食をして集団発生が起るような事例が続いている」と指摘。現場を代表して「きつい」と述べ、「人間の行動って変わらないもんだなと悲しいところがある。現場がそのおかげで逼迫している。我々としてはそうした場にいくことをすぐに制限してほしい」と訴えた。

 またテレビ朝日系特番でも「急激に増えて対応がきつい。集団発生の事例の中身を見ていくと、3密が揃っているような場所で飲食したりで、30人とか40人の患者さんがどどっと出ている。それがいまツケとして、我々医療現場で対応しなければならない状況にきている」と状況説明した。

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