「昭恵氏花見」がトレンドに…森友問題で自殺職員の手記公開、宴会自粛に逆行して物議

 新型コロナウイルス感染拡大防止対策として東京都による野外の宴会自粛要請が出ていた3月下旬、安倍晋三首相の妻・昭恵氏が都内で芸能人らと花見をしていたと週刊ポスト電子版で報じられたことを受け、27日の参院予算委員会でも問題視されるなど物議を醸し、ツイッターでは「昭恵氏花見」が日本のトレンドとなった。

 作詞家の及川眠子氏は更新したツイッターで「桜を見たい気持ちはわからなくもない。ただこの人は自分の立場ってものを考えられないのかな。たぶん『庶民』の苦しみなんて、この人には関係ないことなんだろうし、想像すらできないんだろうな」と指摘した。

 小説家の花房観音氏は「無邪気と呼ばれる無神経さ、ピュアと言い換えられた無知、自分のやることは善行だと信じて疑わないゆえの自由奔放な迷惑行動、自身が権力を持つことに無自覚で人を疑わない無防備さ、鈍感な人間は最強ですね」とツイートした。

 一方、森友学園問題を巡って自殺した近畿財務局職員の手記が報じられているタイミングだけに、「名誉校長」だった昭恵夫人の行動は注視されていた。ライターの松本創氏は「百歩譲って悪意はないとしても、度を越した軽佻浮薄さ、知性の欠如は『凶器』になる」と投稿した。

 一方、安倍首相が「公園ではなく、レストラン敷地内の桜の下で撮った」と答弁したことには「屁理屈。『軽率だったと思う』となぜ言えないのか」「安倍さんは『軽率な行動でした、妻に注意しておきます』ってなんで言えないのかな?強気で言い張るから嘘の上塗りになるし、それに官僚が合わせて答弁作るから日本語も法律さえ壊されてしまう」といった声が続いた。

 ライターの武田砂鉄氏は「あらゆる自粛要請のあとに『ただし、安倍昭恵氏が参加の場合を除く』と書いたらどうか」と皮肉った。

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