小倉智昭 安倍首相の施政方針演説に苦言「きれいごとを並べて臭いものにフタ」
キャスターの小倉智昭とメイプル超合金のカズレーザーが21日、フジテレビ系の生番組「とくダネ!」で政権にもの申した。
前日20日に通常国会が召集され、安倍晋三首相が施政方針演説を行った。
小倉は施政方針演説に「安倍さんが言った施政方針演説が、どれだけきれいごとを並べてきて、臭いものにフタをしているのか。例えば、Jヴィレッジから聖火がスタートする、Jヴィレッジは今、子供たちの笑顔にあふれている。じゃあその先に、福島原発の話が、原発の廃炉の問題とかね、それから汚染水の問題とか、まだまだ全然終わっていないじゃないわけじゃないですか。そういうものにフタをしといて、ただJヴィレッジから聖火がスタートするっていうんじゃ、僕は国民は納得しないと思うんだよね。そういうことが詰まっているんじゃないのかなと思うんだけど」と苦言を呈した。
また、「議会制民主主義で、野党がだらしないからっていうのは、それはホントにそうだし、大きな理由の一つだけど、ただ、それにすり替えちゃダメだと思うんだよ」と、野党のふがいなさは安倍政権の免罪符にはならないと指摘した。
カズレーザーは、これまでも政権に疑惑や問題が続出しているにも関わらず、野党が政権を追い詰められないことについて「野党がもちろん力が弱い、統一が取れてないのはもちろんだと思うけど、与党が自浄作用がはたらかなくていいというのはまた別」と、疑惑が次々に噴出する政権党の自民党に自浄能力を求めていた。