鳩山由紀夫元首相が１２日、ツイッターを更新。麻薬取締法違反の罪で起訴された女優の沢尻エリカ被告について「タイミングを図って逮捕したとしか思えない」と指摘し、改めて“政府のスキャンダル隠し”という意図が背景にあるという持論を展開した。

　鳩山氏は「沢尻エリカさんが薬物に手を染めていたことを弁護するつもりは無い」と前置きしたうえで、「ただ、現行犯でもなく、尿検査も陰性で、家宅捜索で０・０９ｇのＭＤＭＡ、元彼が所持で逮捕という理由で逮捕される事例は今までにあったのだろうか。タイミングを図って逮捕したとしか思えない」と疑問を呈した。

　沢尻被告が逮捕されたことに「タイミングを計った」と政治的な意図を見る鳩山氏は「桜を見る会の不祥事は深刻である証拠である」と再び“桜問題”との関連を訴えた。

　鳩山氏は１１月１８日にも「沢尻エリカさんが麻薬で逮捕されたが、みなさんが指摘するように、政府がスキャンダルを犯したとき、それ以上に国民が関心を示すスキャンダルで政府のスキャンダルを覆い隠すのが目的である」とツイートし、物議をかもしていた。