梅宮辰夫さん急死 81歳 早朝に急変し…「仁義なき戦い」「スクール・ウォーズ」

 映画「不良番長」シリーズや「仁義なき戦い」シリーズなどで人気を博し、「辰兄(たつにい)」「辰ちゃん」の愛称で親しまれた俳優の梅宮辰夫(うめみや・たつお)さんが12日午前7時40分、慢性腎不全のため死去した。81歳だった。

 所属事務所によると、12日早朝の4時頃、妻のクラウディアさんが、梅宮さんの異変に気づき、病院に搬送したが、そのまま息を引き取ったという。娘のアンナは、早朝に連絡を受け、東京から真鶴の病院に向かった。週に3回、人工透析を受けており、11日も透析を受け、いつもと変わらない様子だったという。

 梅宮さんは6度、がんに罹患するなど、30代半ばから何度も病と闘い、乗り越えてきた。2016年7月に初期の十二指腸乳頭がんの手術を受け、十二指腸と胆のうを全摘出、すい臓と胃の一部も切除した。19年1月には尿管がんの手術で左の腎臓も摘出。週に3回、1回につき4時間かかる人工透析を受けるようになっていた。

 1938年(昭和13年)3月11日、旧満州ハルビン生まれ。日大法学部在学中の58年、東映ニューフェイス5期生に合格し翌59年、映画「少年探偵団 敵は原子潜行艇」で主演デビュー。東映東京撮影所の現代劇で鶴田浩二、高倉健らと共に二枚目として活躍し、1963年には最初の東映任侠映画「人生劇場 飛車角」で青成瓢吉を演じた。

 70年代は実録路線で活躍し、東映京都撮影所の「仁義なき戦い」シリーズで演じた若杉寛と岩井信一が当たり役に。

 テレビドラマでも「前略おふくろ様」、「スクール・ウォーズ」、「はぐれ刑事 純情派」シリーズ、「特命係長 只野仁」シリーズなどのヒット作にレギュラー出演。主人公を温かく見守る人情味豊かな役柄を得意とした。

 気さくで豪快な人柄でバラエティー番組でも活躍した。

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