申告漏れチュート徳井 業界“タブー”の「個人事務所」吉本のイメージまた失墜か

 お笑いコンビ、チュートリアルの徳井義実(44)が、東京国税局に2018年までの7年間で計約1億2000万円の申告漏れを指摘されていたことが23日、分かった。追徴税額は、重加算税などを含め約3700万円。修正申告などはすでに済ませたとみられる。徳井は同日夜、大阪市の吉本興業大阪本社で会見し、謝罪した。

  ◇  ◇

 吉本芸人による個人事務所は、個人の所得税に比べて法人税の方が税率が低いことから“節税対策”として設立されたもの。一定以上の収入がある所属芸人の多くが、個人事務所を設立しているのは、業界内では公然の事実だった。

 過去には某大物芸人が記者会見の場で、自然な感じで「みんな事務所は作ってますよ」と話したが、会見終了後に主催者から「事務所の話は書かないで下さい」とストップをかけられたことがある。

 節税対策で法的に問題ないのであれば、特に隠す必要もないはず。その中で徳井のような人気芸人の、数年にわたる申告漏れという事実は、各個人事務所だけでなく、吉本興業のイメージまで改めて失墜させかねない。(デイリースポーツ・東京報道部芸能社会担当・福島大輔)

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