志らく、自民幹事長「まずまず」発言に怒り 「数で国民を考えている」
落語家の立川志らくが15日、TBS系「グッとラック!」で、自民党の二階俊博幹事長が台風19号の被害について「まずまずで収まった」と発言したことに「数で国民を考えているということ」と非難した。
番組では冒頭から台風19号の被害について特集。その中で、自民党の二階幹事長が13日の緊急役員会で、被害の大きさについて「まずまずで収まった」などと発言したことに批判が起こっていることも取り上げた。二階幹事長は発言の真意について「日本がひっくり返るような災害、そういうことと比べれば(ということ)。1人亡くなったって大変だ」と説明している。
これに志らくは「1人亡くなっても大変だと分かっているのなら、なぜあのようなことを言うのか」とあきれ顔。被災地は停電などでテレビなどの情報が届いていないことにも触れ「被災地にはテレビが通じてないから聞かれなくてよかったとは思うが、数で国民を考えているって事だから、思わずでちゃった」とコメントした。
志らくは「東北の大震災に比べれば被害者の数は少ない。でも亡くなった、被害に遭った方は1万人亡くなろうが、1人亡くなろうが同じ悲劇ですから。国民を数としてとらえちゃいけない。ポロッと出たで許されることではない」と怒りをにじませていた。