ノーベル賞余波 吉野氏読んだ「ロウソクの科学」 通販サイトで早くも売り切れも

「ロウソクの科学」(岩波文庫)
ノーベル化学賞の受賞が決まり、笑顔で記者会見する吉野彰旭化成名誉フェロー=9日(提供・共同通信社)
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 今年のノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏が、会見で化学に興味を持つきっかけとなったと明かした本「ロウソクの科学」が、早くも大手通販サイトで売り切れ状態となっている。

 「ロウソクの科学」は英国の科学者マイケル・ファラデーの著書。ロウソクを題材にして、ロウソクが燃える時のさまざまな科学現象について、解説している。同じくノーベル生理・医学賞を受賞した大隅良典氏も同書に影響を受け、学者を目指すようになったとしている。

 吉野氏も、小学生の時に担任の女性教諭からこの本を薦められ「ロウソクはなぜ燃えるんですか?なぜ炎は黄色いのですか?ロウソクの芯はなんのためにあるんですか?っていうことがね、子供心に化学は面白そうだなって思ったきっかけになった」と語っている。

 これを受け、大手通販サイトのアマゾンでは、10日午前10時現在、角川文庫版も岩波文庫版も「一時的に在庫切れ、入荷時期は未定」となっている。また売れ筋ランキングでも同書は「科学・テクノロジー」部門で2位から4位までを占め、総合ランクでも5位となっている(10日、午前10時現在)。

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