手作り超特急で全国ツアー完走!台風の影響で沖縄に機材届かないピンチ乗り越えた 

 6人組男性グループ・超特急が17日、沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンター劇場棟で全国ツアー最終公演を行い、47都道府県すべてでのライブを達成した。台風10号の影響で機材のほとんどが届かず、できる限りを現地調達する手作り感満載のステージとなったが、なんくるないさ~と完走。知恵と工夫でピンチを乗り越え、リーダーのリョウガ(24)は「いい意味でわが道を進んで、唯一無二のグループになりたい」と、さらなる飛躍を誓った。

 急きょ買ってきた浮輪22個があちこちに飾られ、ステージ後方には丸見えの照明が横並び。1メートルほどの山台は木目がむき出しだった。学園祭のような雰囲気すら漂う手作り感満載のステージで、タクヤ(24)は「こんなことになっちゃったけど、だいたいのことは乗り越えてきた。今日も一緒に乗り越えよう!!いくぜ~!!」と絶叫。トラブルもなんくるないさ~と躍動した。

 11トントラック4台分の機材が、鹿児島に取り残されていた。13日の熊本公演後にフェリーで運ぶはずが、台風10号が接近して連日欠航。14日から桜島パーキングで待機しつつ天候の回復を待ったが、身動きが取れず、15日に演出やセットリストの変更を決断した。

 当初は台すらない“素舞台”になる可能性もあったが、16日に現地入りしてからスタッフが奔走。浮輪を大量購入し、照明や音響を沖縄中からかき集めた。最終公演にして大ピンチを迎えたが、カイ(24)は「逆に今まで以上にいいライブをやろうと思った」と逆境をバネに。ガラス張りの会場を生かし、暗幕を外して太陽光を照明代わりにするなど、知恵を絞った。

 6月8日の広島公演を最後にユースケ(23)が体調不良で休養。ツアー後半を5人で回ることになったが、ユースケの自己紹介パートを全員でやり続け、ユーキは「不安な気持ちもあったけれど、8号車(ファンの愛称)の愛を感じるツアーになった」。沖縄に初上陸したことで47都道府県すべてに“開通”。日本制覇し、カイは「2020年のオリンピックイヤーは素晴らしい年にしたい」とNHK紅白歌合戦への初出場やアジア進出を目標に掲げた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス